白身と黄味は固まる温度が違う! 卵の不思議を利用した温泉卵
コラム
卵は、火の通し方で異なる食感が楽しめるユニークな食材です。
生でとろとろに、しっかりと火を入れてほろほろに、間を取って半熟に…と、お好みに合わせて
自由な硬さに調整できます。
卵料理の中でも特に不思議な食感を持つのが温泉卵です。
通常のゆで卵は黄味の硬さに関わらず白身はしっかりと硬いのですが、温泉卵は白身も黄味も
とろんとしています。
これは、白身と黄味で固まる温度が違うことを利用したユニークな料理なのです。
白身はお湯の温度が58℃を越した辺りから固まり始めますが、80℃近くにならなければ
完全に固まることはありません。
一方黄味は65℃~70℃で固まり始め、この温度を保てばそのまま固まっていきます。
この性質を利用して作られたのが温泉卵というわけです。
湧き出るお湯や上記の温度がちょうどこのくらいの温泉地で良く作られることから「温泉卵」と
呼ばれるようになりましたが、近年では温泉卵専用の調理機なども売られており、ご家庭でも
手軽に温泉卵が楽しめるようになっています。
温泉卵がお好きな方は一台あると便利かもしれませんね。
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